「高気密・高断熱住宅って実際どうなの?」
「実際に住んでいる人の口コミが知りたい!」
高気密・高断熱は、快適な暮らしを送るために必要不可欠な要素のひとつです。最近では、住宅会社のほとんどが高気密・高断熱を謳っているほど、需要は高まっています。
実際に高気密・高断熱の住宅は多くのメリットがあり、あなたの暮らしを豊かにしてくれるものです。しかし、中には高気密・高断熱の住宅に後悔している人がいるのも事実。
これから注文住宅を建てる人の中にも、本当に高気密・高断熱住宅にすべきなのか不安な人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、高気密・高断熱住宅に住んでみての実際の口コミを紹介します。あわせて、高気密・高断熱住宅を建てる際のポイントも解説するため、ぜひ参考にしてください。
高気密高断熱住宅とは
高気密・高断熱住宅とは、高い気密性で家の隙間を極限まで無くし、高い断熱性で外気の影響を受けにくくした住まいを指します。室内の熱を逃しにくいという特徴もあり、室温を一定に保った快適な室内環境を実現可能です。
他にも、エアコンの効率化による光熱費削減効果や結露の防止など、さまざまなメリットがあります。
しかし、高気密・高断熱住宅には明確な基準がなく、会社ごとで性能にばらつきがあるため注意が必要です。高気密・高断熱にする際には会社選びを慎重に行いましょう。
高気密高断熱住宅に住んでみての良い口コミ
さっそく、高気密・高断熱住宅に住んでみての良い口コミを紹介します。今回、紹介するのは5つの口コミです。
これから高気密・高断熱住宅を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
冬でも薄着で過ごせる
家の中はどこで過ごしても大体同じ気温なので、寒い冬に朝起きて、着替えずにそのまま台所などに行けるのが嬉しいです。部屋では厚着をしなくても過ごせるので、部屋着やパジャマなど、厚手のものを買う必要もなくなります。
引用元: 高気密高断熱住宅に住んでみて後悔した点は?デメリットをまとめてみた
高気密・高断熱の住宅では、室内の温度差を少なくできるため快適な暮らしを送れます。ヒートショックのリスクを軽減できることも大きなメリットです。
夏涼しく、冬は暖かい
住んでみるまで「本当に夏に涼しくて、冬に暖かいのか?」と思っていました。住んでみて2年経った今、一年を通して快適に暮らしています。
引用元: 高気密高断熱住宅に住んでみて後悔した点は?デメリットをまとめてみた
実際に高気密・高断熱住宅の快適さを感じている人は多くいます。寒い家は、高血圧症や動脈硬化を発生しやすくなるなど、人体に悪影響を与えるため注意が必要です。高気密・高断熱にすることで、住む人の健康面を守れます。
光熱費を節約できる
高気密・高断熱の家は、冷房や暖房がよく効きますので、光熱費を節約できるといいますが、これは、ホントです。外が少し暑い日でも、家の中はひんやりとしているので、扇風機だけで、かなり快適なのです。
引用元: 高気密高断熱の家に7年住んでみて感じるメリット3つとデメリット2つとは?
高気密・高断熱にすることで光熱費を削減できることは大きなメリットです。施工費用は高くなりますが、長期的に見ると投資になるため、積極的に取り入れてみましょう。
結露が起きにくい
高気密・高断熱の家は「結露が起きにくい」といいます。これも、本当です。わが家の場合、外気の温度が伝わりにくいように、ペアガラスのガラス厚を厚くし、樹脂製のサッシにしたことで、空気が冷える場所がなくなるため、結露が起こりにくいです。
引用元: 高気密高断熱の家に7年住んでみて感じるメリット3つとデメリット2つとは?
結露はダニやカビを繁殖させ、アレルギーや病気の原因になります。また、壁内で起こる内部結露は、柱などの構造材を簡単に腐らせるため注意が必要です。高気密・高断熱にすることで、家にも人にも悪影響を及ぼす結露の防止ができます。
快適に暮らせる
家族全員アレルギー、6地域でC値0.6、UA値0.4程度の家に住んでいます。春先も家族全員花粉症のため基本的に窓は一切開けませんが、特に息苦しいということはありません。カビもほとんど発生しません。家族も快適で最高と言っています。
引用元: Yahoo!知恵袋
高気密・高断熱の住まいは高い気密性によって、花粉やPM2.5などの有害物質の侵入を防ぎます。また、換気システムを組み合わせれば、いつでも綺麗な室内環境の実現が可能です。
高気密高断熱住宅に住んでみての悪い口コミ
次に、高気密・高断熱住宅に住んでみての悪い口コミを見ていきましょう。悪い口コミを見ておけば事前に対策が打てます。
のちに後悔しないためにも、必ず確認してください。
息苦しさを感じる
高気密・高断熱でよく言われるデメリットとして「息苦しさを感じる」というものがあります。これは新築した当初は感じていました。「密閉された空間」という感じが、どうも苦手でした。
引用元: 高気密高断熱の家に7年住んでみて感じるメリット3つとデメリット2つとは?
高気密・高断熱住宅のデメリットは、湿気やハウスダストがこもりやすいということです。そのため、息苦しさを感じる人が一定数います。高気密・高断熱にする際は計画換気を考慮した設計プランを立てましょう。
冬が寒い
冬真っ只中の今、めちゃくちゃ寒いです。廊下はもちろん寒いです。リビングはエアコンを消すと朝には寒いです。知り合いから建てて貰ったので、高気密高断熱住宅だというのは間違いないかと思います。私が寒くならないですよと言われたことに対し、期待しすぎていただけでしょうか?
引用元: Yahoo!知恵袋
高気密・高断熱にする際に気をつけるべき点は、明確な基準がないことです。仮に高気密・高断熱と謳っていても、会社によって性能の高さは異なります。あなたのお住まいの知識に適した断熱施工のできる会社に依頼しましょう。
乾燥が気になる
冬の乾燥は物凄くて加湿器をフル稼働させましたが焼け石に水でした。翌年はもう加湿器はやめました。
引用元: Yahoo!知恵袋
高気密・高断熱は外気の影響を受けにくく、室内の熱を逃さないことで、外気と共に湿気も遮断します。そのため、冬は乾燥しやすく、注意が必要です。室内に洗濯物を干すなどして対策しましょう。
高気密高断熱の家を建てる際のポイント
ここでは、高気密・高断熱の家を建てる際のポイントを紹介します。意識すべきポイントは以下の3つです。
- 断熱は外断熱にしよう
- しっかり数値を確認しよう
- 複数の会社を比較しよう
以下で詳しく解説するため、後悔しないためにも必ずチェックしておきましょう。
断熱は外断熱にしよう
1つ目のポイントは、高気密・高断熱住宅にするなら外断熱がおすすめということです。一般的に断熱の施工方法は『外断熱』と『内断熱』の2種類に分類されます。
外断熱とは、外壁と柱の間に断熱材を施工し、家を断熱材で丸ごと包み込む方法です。柱と柱の間に部分的に断熱材を施工する内断熱よりも、高い断熱性・気密性を誇ると最近注目されています。
また、住宅の大敵である内部結露を防ぐことができ、耐久性が高いことも大きなメリットです。長期にわたって快適かつ安全な暮らしを送るには、外断熱が最適といえるでしょう。
以下の記事で外断熱について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
しっかり数値を確認しよう
2つ目のポイントは、しっかりと数値を確認することです。最近では、ほとんどの住宅会社が高気密・高断熱を謳っています。
しかし、高気密・高断熱には明確な基準がありません。しっかりと数値を見ておかないと、建てた後にあまり効果がないという結果につながる恐れがあるため注意が必要です。
断熱性能を見る数値としては、UA値やC値というものがあります。UA値に関しては、国が定める基準や断熱性能を数値ごとにランク分けした断熱性能等級とHEAT20を活用するのがおすすめです。
複数の会社を比較しよう
3つ目のポイントは、複数の会社を比較することです。複数の会社を比較することでどの会社が高い性能を持っているのか判断できます。
最初から1社に絞るのではなく、最低でも3社以上は比較することがおすすめです。また、比較の際には完成見学会などに足を運び、実際の家をみるようにしましょう。
実際の家を見ることで、断熱性の高さを肌で感じられます。住まいの息苦しさなども体感できるため、よりあなたに合った家づくりが可能です。候補の会社の完成見学会には必ず行くようにしましょう。
まとめ
本記事では、高気密・高断熱住宅に住んでみての実際の口コミを紹介しました。高気密・高断熱住宅に住んで満足している人は多くいます。
しかし、一定数の人は不満を抱えていることも事実です。そのため、本記事で紹介した悪い口コミや高気密・高断熱の家を建てる際のポイントを忘れないようにしてください。
注意点が事前にわかっていれば対策が打てます。高いお金を払って後悔することがないように、必ずチェックしておきましょう。
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。