充填断熱工法をわかりやすく解説!メリット・デメリットも解説

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「充填断熱工法ってなに?」
「充填断熱工法のメリット・デメリットはなに?」

住まいの断熱工法は、『充填断熱工法(内断熱)』と『外張り断熱工法(外断熱)』に大別されます。充填断熱工法は日本で昔から使われており、木造住宅に広く採用されている工法です。

単語だけみると、難しそうなイメージを持つ人も少なくないでしょう。しかし、断熱性能は住まいの快適性に直結するため、断熱工法に関してはしっかりと理解しておくことが大切です。

断熱工法によってメリット・デメリットがあり、知らないまま家づくりをすると、のちに後悔する結果につながることもあります。高いお金を払って後悔することは誰しもが避けたいはず。

そこで本記事では、充填断熱工法について解説します。あわせて、メリット・デメリットも解説するため、ぜひ参考にしてください。

目次

充填断熱工法とは

充填断熱工法とは、柱などの構造材の間に部分的に断熱材を設置する方法です。内断熱とも呼ばれ、ボード状やシート状・粒状の断熱材を使用して施工します。

日本でも昔から使われており、寒さが厳しいスウェーデンのような北欧でも使用されている方法です。比較的安価で簡単に施工できることから、木造住宅に広く採用されています。

断熱材も豊富な種類があり、あなたの求める断熱性能や予算に合わせて選択が可能です。

主に使われる断熱材の種類

充填断熱工法に使われる断熱材は以下の3種類に分けられます。

  • 無機繊維系
  • 天然繊維系
  • 発泡プラスチック系

それぞれの断熱材の特徴を以下で解説するため、ぜひ参考にしてください。

無機繊維系

1つ目は、無機繊維系の断熱材です。耐火性の高いグラスウールやロックウールなどが代表的になります。

施工が簡単かつ安価であり、短時間での施工が可能です。しかし、筋交いやコンセント部分など、手を入れにくい箇所に隙間ができやすいため注意が必要です。

また、依頼した会社の施工レベルによってクオリティにばらつきがでることがあります。会社選びは十分に注意しましょう。

天然繊維系

2つ目は、天然繊維系の断熱材です。代表的なものはセルロースファイバーになります。

セルロースファイバーはアメリカでNo.1のシェアを誇る断熱材であり、高い断熱性能を持っていることが特徴です。古新聞やダンボールからできており、調湿性能も持っています。

施工方法は送風機による圧送充填のため、小さな隙間にも施工できることがメリットです。しかし、専門業者による施工が必要であり、費用が高くなります。

グラスウールと比べると4倍以上の費用がかかることもあるため、予算を考慮しつつ取り入れてみましょう。

発泡プラスチック系

3つ目は、発泡プラスチック系の断熱材です。代表的なものはウレタンフォームやポリスチレンフォームなどになります。

発泡プラスチック系は吹付断熱のため、狭い空間でも隙間なく施工が可能です。断熱性も高く、結露を防止するメリットもあります。

しかし、天然繊維系と同様に専門業者の施工が必要であり、費用が高くなるため注意が必要です。また、高い技術力が求められることから会社選びも慎重に行う必要があります。

充填断熱工法のメリット

ここでは、充填断熱工法のメリットをみていきましょう。メリットは以下の2つです。

  • 壁内のスペースを有効活用できる
  • 安価で施工できる

それぞれ以下でわかりやすく解説するため、ぜひ参考にしてください。

壁内のスペースを有効活用できる

1つ目のメリットは、壁内のスペースを有効活用できることです。充填断熱工法は外張り断熱と違い、新たに断熱材を設置するためのスペースをつくる必要がありません。

外張り断熱では外壁と柱の間に断熱材を設置するため、壁が厚くなり、使用できる断熱材や外観デザインに制限がかかってしまいます。しかし、充填断熱工法は壁内のスペースに余裕があることで、厚みのある断熱材を使用したり、自由度の高い外観デザインを実現可能です。

安価で施工できる

2つ目のメリットは、安価で施工できることです。充填断熱工法は、使用する断熱材自体が安価なため、施工費を安くできます。

グラスウールなら材料費と施工費を合わせて30万ほどで施工が可能です。外張り断熱の3分の1ほどの費用で施工できることは、大きなメリットといえるでしょう。

また、充填断熱工法は昔から使われてきた方法のため、使用できる断熱材の種類が豊富にあります。あなたの予算に合わせて、断熱材を選ぶことが可能です。

充填断熱工法のデメリット

ここでは、充填断熱工法のデメリットを見ていきましょう。デメリットは以下の2つです。

  • 隙間ができやすい
  • 結露が起きやすい

それぞれ以下で詳しく解説するため、必ずチェックしておきましょう。

隙間ができやすい

1つ目のデメリットは、隙間ができやすいということです。充填断熱工法は、家を丸ごと断熱材で包み込む外張り断熱と異なり、部分的に断熱材を設置します。

筋交いやコンセントなどの箇所に隙間なく断熱材を施工することは意外に難しく、外張り断熱よりも隙間ができやすいため注意が必要です。また、依頼した会社の実力によって品質にバラつきがでることもあります。

会社選びの際は、実績が豊富な会社に依頼するようにしましょう。

結露が起きやすい

2つ目のデメリットは、結露が起きやすいことです。充填断熱工法は、外張り断熱よりも隙間ができやすく、屋外と室内の温度差によって結露が起きやすくなります。

結露はカビやダニを発生させる原因であり、住む人の健康被害リスクを高めるため注意が必要です。また、内部結露の原因にもなります。

内部結露は柱などの構造材を簡単に腐らせ、住まいの耐久性を著しく低下させるため、特に注意しなければなりません。充填断熱工法を採用する際は、結露対策を徹底しましょう。

充填断熱と外張り断熱どっちにすべき?

快適かつ安全性の高い住まいを実現するためには、外張り断熱をおすすめします。なぜなら、外張り断熱は充填断熱の欠点を補うために開発された工法であるためです。

外張り断熱は、部分的に断熱材を設置する充填断熱工法とは違い、家を丸ごと包み込むため高い気密性を誇ります。家の隙間を極限までなくせるため、内部結露を防止することが可能です。

また、充填断熱工法よりも光熱費を大幅に削減できます。外張り断熱にすることで、経済的かつ健康的な住まいを実現可能です。

外張り断熱について詳しく知りたい人は以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

本記事では、充填断熱工法について解説しました。充填断熱工法はコストを抑え、短期間で施工できる方法です。日本でも昔から使われており、多くの人が実際に取り入れています。

しかし、隙間ができやすく、結露が発生しやすいというデメリットがあるため注意しましょう。断熱性能の高い住まいを建てるなら、外張り断熱を採用することがおすすめです。

外張り断熱にすれば、内部結露の心配がない長期にわたって安心安全に暮らせる住まいにできます。高い金額をかけて後悔しないためにも、住まいの断熱性についてはしっかりと考えるようにしましょう。

本記事があなたに助力できれば幸いです。

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