ZEH住宅のすべてがわかる!メリット・デメリット、補助金、最新情報まで解説

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近年、地球温暖化対策として省エネ住宅やZEH住宅が注目を集めています。しかし、「ZEH住宅って具体的に何?」「メリット・デメリットは?」など、疑問点も多いのではないでしょうか。

ZEH住宅を建てる前に、不安や疑問点はしっかりと解決しておきたいものです。

そこでこの記事では、ZEH住宅について、メリットやデメリットを徹底解説していきます。補助金制度についても紹介しているため、ZEH住宅をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

また、以下の記事では家づくりを行う際におすすめの断熱方法である『外断熱工法』に関して解説していますので、注文住宅を検討している方はぜひ一度チェックしてみるといいでしょう。

目次

ZEH住宅とは?

ZEH住宅は『Net Zero Energy House』の略称で、『年間の消費エネルギー量を実質ゼロ以下にする住宅』のことです。

詳しく解説すると、まず『高断熱性能と高効率設備』で『省エネ』を実現します。具体的には、壁や屋根に断熱材をたっぷり使ったり、高効率なエアコンや給湯器を使ったりすることです。

さらに、太陽光発電などの『再生可能エネルギー』で『創エネ』します。太陽光パネルを設置して、太陽の光を電気エネルギーに変換することで、家で使われる電力をまかなうのが特徴です。

『省エネ』で使うエネルギー量を減らし、『創エネ』で使う分のエネルギー量を相殺します。そして、年間の消費エネルギー量を実質ゼロ以下にするのがZEH住宅です。

ZEH住宅のメリット

まずは、ZEH住宅のメリットを見ていきましょう。

それぞれ詳しく紹介します。

光熱費大幅削減

ZEH住宅は、高断熱・高効率設備と創エネ設備を組み合わせると、従来の住宅と比べて年間光熱費を約40%削減できます。これは、年間約10万円の節約にもなります。(参考元:国土交通省

長期的な視点で見ると、数十年の間に数百万円もの光熱費を削減できる可能性も秘めています。ZEH住宅は、初期費用はやや高くなりますが、ランニングコストを安くしたい方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

省エネ性能による環境負荷低減

ZEH住宅は、省エネ性能の高さを活かし、CO2排出量の大幅削減が可能です。これは、地球温暖化対策に貢献できるだけでなく、次世代への責任を果たすことにも繋がります。

具体的には、年間約2トンのCO2排出量を削減できると言われています。これは、100本の杉の木が1年間に吸収するCO2量相当です。(参考元:資源エネルギー庁 ZEH支援事業調査発表会2018

ZEH住宅に住むことは、環境問題への意識の高い方にとって、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

補助金制度による経済的なメリット

ZEH住宅は、国や自治体から補助金を受けられる点もメリットです。補助金の種類は豊富で、最大数百万円もの補助金を受けられる場合もあります。

ZEH住宅の初期費用は従来の住宅よりも高いものの、補助金制度を活用することで、初期費用を抑えて賢くZEH住宅を建てられます。補助金制度は期間限定のものもあるため、早めに情報収集し、計画的に進めましょう。

資産価値向上

ZEH住宅は、省エネ性能や快適性などが評価され、資産価値が向上する可能性があります。近年、省エネ住宅への需要が高まっており、将来的な売却時にも有利になるでしょう。

また、ZEH住宅は、災害時の停電対策としても有効です。太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせることで、停電時でも電気を使用可能です。

このように、ZEH住宅は資産価値向上だけでなく、将来の安心にも繋がる住まいと言えるでしょう。

ZEH住宅のデメリット

次にZEH住宅のデメリットを紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

初期費用が高くなる

ZEH住宅は、高性能な断熱材や設備を使用するため、従来の住宅と比べて初期費用が高くなるという点が大きなデメリットです。具体的な費用としては、一般住宅よりも200万円~300万円程度プラスが、相場と言われています。

しかし、ZEH住宅を建てる際には、国や自治体からの補助金があるのが魅力です。補助金の額は地域やZEH住宅の性能によって異なりますが、最大数百万円もの補助金を受けられる場合もあります。

補助金制度を活用することで、ZEH住宅の初期費用を大幅に抑えられます。

すべての住宅がZEH住宅に適合しているわけではない

ZEH住宅は、省エネ性能を一定以上満たす必要があり、すべての住宅に適用できるわけではありません。築年数の古い住宅や立地条件が悪い住宅などは、ZEH住宅の要件を満たすことが難しい場合があります。

ZEH住宅に適合しにくい住宅の例としては以下です。

  • 築30年以上経過した住宅:断熱性能が低く、ZEH住宅の省エネ性能を達成するために必要な改修工事が大規模になる可能性がある
  • 日当たりが悪い住宅:太陽光発電システムを設置できない可能性がある
  • 狭小住宅:断熱材を十分に設置できない可能性がある

ZEH住宅を検討する前に、自身の住宅がZEH住宅に適合しているかどうかを確認することが重要です。

太陽光発電システムのメンテナンスが必要

ZEH住宅の太陽光発電システムは、定期的な点検とメンテナンスが必要となります。これは、システムを長持ちさせ、効率的に発電を続けるために欠かせないものです。

定期点検は、一般的には年1回行われます。点検内容は、以下の通りです。

  • 太陽光パネルの汚れや破損の確認
  • パワーコンディショナーの動作確認
  • 接続部やケーブルの状態確認
  • 発電量の確認

定期点検は、専門業者に依頼しなくてはいけません。点検費用は、業者やシステムの規模によって異なりますが、1回あたり数万円程度かかります。

また、太陽光発電システムは、経年劣化や自然災害などによって故障することがあります。故障した場合には、修理が必要です。

修理費用は、故障の内容や修理範囲によって異なりますが、数十万円~数百万円かかる場合もあります。

ZEH住宅の補助金制度

ここからは、ZEH住宅の補助金制度について解説していきます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

国からの補助金

ZEH住宅の普及促進を目的とした、国からの補助金制度は大きく3種類あります。2024年度における各制度の概要は以下の通りです。

  • 戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
  • 地域型住宅グリーン化事業
  • こどもエコすまい支援事業

戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業は、ZEH住宅の新築が対象の補助金です。補助額は、ZEHで55万円/戸、ZEH+で80万円/戸、次世代ZEH+で100万円/戸となっています。

条件は、SIIに登録されているZEHビルダーが設計・施工する住宅であること、省エネルギー性能や太陽光発電設備の設置に関する基準を満たしていることなどです。

地域型住宅グリーン化事業は、ZEH住宅の新築、増改築、既存住宅の改修が対象です。補助額は地域によって異なります。

各地域の基準を満たしたZEH住宅であること、補助金の交付要件を満たした事業者であることが条件です。

こどもエコすまい支援事業は、子育て世帯が建築するZEH住宅の新築が対象の補助金です。補助額は80万円/戸となっています。

条件は、子育て世帯が建築主であること、ZEH住宅の省エネルギー性能に関する基準を満たしていること、省エネルギー設備の設置に関する基準を満たしていることです。

自治体からの補助金

国からの補助金に加え、多くの自治体でもZEH住宅の普及促進を目的とした独自の補助金制度を設けています。補助金の額や条件は自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

自治体独自の補助金制度の例

  • 東京都

省エネルギー性能の高い住宅の新築等に係る東京都の支援制度
最大200万円の補助金

  • 神奈川県

神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金
最大20万円の補助金

  • 大阪府

大阪府省エネルギー住宅等導入支援事業
最大15万円の補助金

  • 滋賀県

スマート・ライフスタイル普及促進事業補助金
最大120万円の補助金

補助金制度の注意点

ZEH住宅の普及促進を目的とした補助金制度は、国と多くの自治体で設けられていますが、注意点もいくつかあります。ここでは、補助金制度を最大限に活用するために、知っておくべき注意点と申請時のポイントを見ていきましょう。

  • 併用できない補助金に注意

ZEH住宅には、国と自治体がそれぞれ提供する補助金制度があります。しかし、すべての補助金を併用できるわけではありません。

併用できない補助金の組み合わせ例は以下の通りです。

  • こどもみらい住宅支援事業とZEH支援事業
  • LCCM住宅整備推進事業とZEH支援事業

併用できるかどうかは、補助金の制度内容によって異なります。申請前に、各制度のホームページで必ず確認しましょう。

  • 申請時期を逃さないように注意

ZEH住宅の補助金制度には、申請時期が定められていて、申請時期を逃すと、補助金を受けられなくなる可能性があります。申請時期は、制度や自治体によって異なるため、事前に各制度のホームページで確認しましょう。

ZEH住宅の施工業者選び

ZEH住宅は、高性能な住宅設備や断熱材を使用するため、通常の住宅よりも施工難易度が高いと言われています。そのため、依頼する際には実績や技術力だけでなく、アフターサービスや保証内容なども考え、信頼できる業者を選びましょう。

  • ZEH住宅の施工実績が豊富な業者を選ぶ

ZEH住宅は、専門的な知識と技術が必要となるため、実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。過去の施工事例を参考に、どのようなZEH住宅を建てているのかを確認しましょう。

  • 顧客満足度が高い業者を選ぶ

過去の顧客の口コミや評判を参考に、顧客満足度が高い業者を選ぶことも重要です。アフターサービスや保証内容なども、顧客満足度に影響を与える要素となります。

  • アフターサービスが充実している業者を選ぶ

ZEH住宅は、定期的な点検やメンテナンスが必要です。アフターサービスが充実している業者であれば、安心してZEH住宅に住み続けられます。

  • 保証内容をしっかりと確認する

ZEH住宅には、住宅本体と設備それぞれに保証が設けられています。保証期間や保証内容をしっかりと確認し、自分に合った業者を選びましょう。

ZEH住宅を建てるならダイコーホームがおすすめ

ここまでZEH住宅について、補助金やメリット・デメリットなどを紹介しました。ZEH住宅は初期費用が高くなりますが、ランニングコストを考えると、お得な場合が多いです。

ZEH住宅を建てる際には、信頼できる業者に依頼することも大切です。そこでおすすめしたいのが、ダイコーホームです。

ダイコーホーム ikka
出典元:ダイコーホーム
スクロールできます
項目詳細
会社名株式会社ダイコーホーム
住所滋賀県大津市唐崎1丁目16-21
設立年月日2004年4月
公式サイトhttps://daikohome.jp/

ダイコーホームは、「お客様に寄り添い、理想の暮らしを叶える」という理念を掲げ、一人ひとりに寄り添った家づくりを心がけています。高性能な断熱材や設備機器を使用し、高品質な住まいを提供しているのが特徴です。

また、以下の記事ではダイコーホームの会社の特徴や口コミ・評判、施工事例を紹介しておりますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回は、ZEH住宅について詳しく紹介してきました。ZEH住宅は、『省エネ』で使うエネルギー量を減らし、『創エネ』で使う分のエネルギー量を相殺する住宅です。年間の消費エネルギー量を実質ゼロ以下にできます。

そんなZEH住宅を建てるには、ダイコーホームがおすすめです。ダイコーホームでは、高性能な断熱材や設備機器を使用し、高品質な住まいを提供しています。気になる方は完成見学会などにぜひ足を運んでみてください。

本記事があなたのお役に立てれば幸いです。

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